こんにちは!MondオーナーのAmiです。
Mondでは、スペインの伝統リキュール「LICOR43(リコール・クアレンタ・イ・トレス)」と、自家焙煎コーヒーをブレンドしたコーヒーカクテルをご提供しています。
2年前、オーストリアの首都ウィーンを訪れた際、「Vienna Coffee Festival」というイベントに参加しました。
その会場で出会った「LICOR43」が、コーヒーにとても良く合うことに衝撃を受け、Mondのメニューにも加えることにしました。
ということで今回は、この「LICOR43」のご紹介と、「Vienna Coffee Festival」の様子をお伝えしたいと思います。
ヨーロッパカフェ文化の中心地
オーストリアの首都であるウィーンといえば、芸術や音楽が有名ですが、実はカフェ文化も根付いていて、2011年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
この無形文化遺産とは、「芸能や伝統工芸技術などの形のない文化であり、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているもののこと」で、日本の「和食」も2013年に登録されています。
ウィーンの街を歩いていると、本当にたくさんのカフェを見かけますし、平日の昼間でもたくさんのお客さんで賑わっています。
ふわふわの生クリームをコーヒーの上に乗せた「ウィンナ・コーヒー」発祥の地でもあります。
さらに、チョコレートケーキの王様とも呼ばれる「ザッハトルテ」もウィーン発祥で、本家のザッハトルテは、Hotel Sacher(ホテル・ザッハー)や、DEMEL(デメル)で食べることができます。
私はDEMELで食べました!
そんなヨーロッパのカフェ文化の中心地とも言えるウィーンで、「Vienna Coffee Festival」は年に1度の大メインイベントということで、カフェオーナーの私としては確実に抑えておきたいイベントでした。
ビール醸造所をまるまる貸し切り
会場はなんと、ウィーンで一番よく見かけるビール「Ottakringer」の醸造所でした。
3階建ての会場には、各階コーヒー関連のブースがビッシリと立ち並び、凄い熱気です!
真ん中が吹き抜けになっているので解放感があり、壁面にはコーヒーのプロジェクションマッピング、バンドの演奏があったり、DJブースがあったり、巨大なクラブイベントのようですね。
具体的にどのようなブースが並んでいるかというと、バリスタの大会や、
コーヒーで絵を描くワークショップなどのイベントブースや、コールドブリュー、ニトロ、オーツミルクやソイミルクなどのポストミルクなど、
最新のコーヒー関連商品を紹介する企業ブースなど、全部で50以上の展示があるようです。
中でもメインフロアの正面で、コーヒーとスイーツの「ペアリング」が楽しめるブースには長蛇の列ができていて、私も席に座るまで30分以上待ちました。
「43 Espresso」との衝撃的な出会い
フロアーを練り歩いていると、「43 Espresso」というブースに辿り着きました。
ここが「LICOR43」のブースで、気さくな店員さんからLICOR43をエスプレッソで割ったカクテルを勧めてもらい飲んでみました。
すると、バニラの香りが口一杯に広がり、キャラメルとハチミツの甘さがエスプレッソの苦味を抑え、その後、オレンジなどのシトラス系の余韻が長く続きます。
これはもうコーヒーとの相性はバッチリでした!
ブースの前で私が感動しているのが伝わったのか、なんと小瓶に入ったLICOR43のサンプルまでいただき、大満足。これだけでもこのイベントに参加した甲斐がありましたね。
この衝撃をMondのお客さんにも届けたい!ということで、メニューに加わることになったのです。
ローマ時代から受け継がれる奇跡の飲み物
LICOR43は、ペイン南東部、地中海に面する「カルタヘナ」という港湾都市で作られています。
2000年以上前のローマ時代、ローマ人が「リクボル・ミラビリス(奇跡の飲み物)」と呼んだ金色の香り高い液体がこのリキュールの起源であるとされています。
「LICOR43」という名は、地中海地域で栽培される柑橘類やフルーツ、ハーブなど、厳選された43種類の原材料から作られていることに由来するそうです。
アルコール度数は31%と、リキュールとしては低めの度数なので、お酒が弱い私でも酔っ払うことなく美味しく飲むことができました。ウィスキーボンボンみたいな感じですね。笑
今回はエスプレッソで割ったものをご紹介しましたが、Mondでは、全てのコーヒーメニューにトッピング可能です。
お好みのコーヒーメニューで是非お試しください。
また、「Vienna Coffee Festival」の様子はYouTubeへ動画もアップしていますので、興味ある方はご覧くださいませ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
Ami