こんにちは!MondオーナーのAmiです。
現在、私は東欧ジョージアの首都トビリシに住んでいます。ジョージアと言っても缶コーヒーのジョージアではありません。笑
黒海の東側に位置する旧ソ連の構成国で、1991年に独立した人口400万人弱の小さな国です。
2008年のロシアとの紛争を期に、国名をロシア語の「グルジア」から、英語名の「ジョージア」に変更しました。
ジョージアの首都「トビリシ」は、「ニューイースト」や「ネクストベルリン」とも呼ばれ、ベルリンの壁崩壊後の東ベルリンの様に、「東・西・新・旧」が混ざり合い独特な雰囲気を醸し出しています。
そんな若手のアーティストやヒップスターが集まるトビリシには当然、スペシャルティコーヒーを提供する「サードウェーブ」カフェがいくつか存在します。
その中でもトビリシで最初にオープンした「Coffee Lab」に行ってきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
トビリシの「サードウェーブ」発祥の場所
Coffee Labは2016年にオープンした、ジョージアで最初のスペシャルティコーヒーを提供するロースターです。
Mondは2014年オープンなので、ほんの少し先輩です。笑
場所は、トビリシの新興住宅街「サブルタロ」地区で、私の家からも徒歩で行ける距離ということで早速行ってきました。
お店の外にはテラス席がたくさんあり、小さな公園も併設されているので、ゆったりと太陽の光を浴びながら過ごすのも良いですね。
「GIESEN」の焙煎機
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、「GIESEN」の焙煎機。
GIESENは、オランダの焙煎機メーカーで、私が以前住んでいたロッテルダムでも良く見かけたので、早くも親近感が湧いてきたと同時に、コーヒーの質に対する期待も高まってきました。
店内は黒とレンガ・木材を基調とした洗練されたインテリア、広々としていて、2階にも席があります。
せっかくなので、GIESENの焙煎機が間近に見えるテーブルに着席しました。
Lab(ラボ)=実験室?!
さて、今回注文したのは、フィルターコーヒー(ケニア)とコールドブリューコーヒー(エチオピア)。
どちらもスペシャルティコーヒーが好きな方にとってはお馴染みの原産国、Mondでも定番ですが、焙煎したてのフルーティな酸味を堪能したいので浅煎り系の豆を選びました。
また、コーヒー豆の種類だけでなく、淹れ方も、ペーパーフィルター、エアロプレス、サイフォンから選ぶことができます。
ペーパーフィルターは、日本が誇るコーヒー器具メーカーHARIOの「V60」で、日本から遠く離れたジョージアで「Made in Japan」が使われているのを見ると、日本人としてますます親近感が湧いてきますね。
Coffee Labの「Lab」とは、laboratory=実験室という意味だからなのか、ビーカーの様なグラスで出てきたのも面白い演出です。
甘みのある酸味が特徴のケニア、フルーティな酸味のエチオピア、それぞれの個性が十分に感じられ、どちらも大満足でした。
フードメニューも充実
フードは、ベジカレーとチキンサラダをオーダー。
ベジカレーはほんのりとココナツミルクが効いていて、ザクロとナッツのトッピングがポイント、優しい味に癒されました。
チキンサラダは、お野菜たっぷりボリューミー、チーズやパンも入っていて美味しかったです。
ジョージアでコーヒーと言えば、トルココーヒーの様な深煎りで濃厚なコーヒーが主流なので、スッキリと優しいスペシャルティコーヒーが飲めるカフェが近くにあるのは嬉しい限りです。
店内はフリーWiFi、テーブルにも電源が備え付けられているので、ノートパソコンを持ち込んで仕事をしている人も見かけます。
ノマドワーカーの聖地とも呼ばれるトビリシで、コーヒーもフードも美味しく、休憩でも仕事でも使えるカフェとくれば、人気が出ないはずはなく、いつでもたくさんの人で賑わっています。
いかがでしたでしょうか。
今回はMondのことではなく、海外のカフェ情報をお伝えしました。
私がMondを始めたのも、カフェという空間が好きで、人と人が繋がる場所、クリエイティブな発想が生まれる場所を創りたい、という理由です。
これからも世界中のカフェを回って、Mondがより良いカフェになるようアウトプットしていきたいと思っています。
ということで、今後も海外のカフェレポートを続けていきますので、お楽しみに!
最後までご覧いただきありがとうございました。
Ami